私が初めて推しの姿を見たのは、2019年の12月のこと。
この手ん中のサンライズ - ディスク領域不足なオタクの外付けHD
『日本武道館を目指して日々活動をしています』と話す彼らのMCを、まだペンライトすら持っていない私はなんとなしに聞いていた記憶があります。
それから3年と少しが経った、2023年3月14日。
私は、日本武道館のスタンドの一席から彼らを見ていました。
手にはエメラルドグリーンに灯した3本のキンブレを握りしめて。
推しが武道館に立ちました。
※だいぶ時が経ってしまいましたが。
大きなステージに立つ推しはいつもに増してかっこよくて愛らしくて頼もしくてキラキラしていました。
いつも以上に超気合の入ったダンスだったり、曲に合わせて高くジャンプしたり、メンバーと顔見合わせて満面の笑みを浮かべたりともうとにかく心の底から楽しそうで、センステやウイングに出てきて客席を見回しながら手を振る姿はとっても嬉しそうで、堂々とした立ち姿と晴れやかなその笑顔があまりに綺麗で眩しくて。
やる時はやる男、ここぞという時に180%で決めてくるところ、だいすきだなあって改めて感じました。
そして公演直前も、公演中も、それから公演が終わった後も、ずっと 楽しみだな 楽しいな 楽しかったな でいっぱいになれました。
2023年、年が明けてから武道館までの間でちょこぼやパラゴンのライブにお邪魔する機会がありました。それらは純粋に楽しくて。
以前パラ47奈良の日記でも
めせもあのライブ行くといろんな感情を重ねて見てしまうので(それを楽しみに行ってるので良いんですけど)、純粋にライブパフォーマンスを楽しめるのが新鮮でそれも楽しかった!
という風なことを書きました。
この時点ではまさにその通りで、実際に発表以降に参加したライブでは『この曲を9人でやっているのをあと何回見られるんだろう』とか『この人が抜けたらこの部分はどうなるんだろう』とか『まだ決まっていないけれどもしかしたら推しメンもカウコン最後だったのかもしれない』とか……特に年末に近づくにつれていろいろと考えてしまうことも少なくはありませんでした。
ただそれらの感情すらも全部心に焼き付けたくて、変わらず自分の行ける範囲で足を運び続けていました。
ところがことこの武道館公演に関しては、何の不安も感じることなく純粋に楽しめていた自分に終わってから気付きました。
一度しかない『MeseMoa.が武道館という夢を叶える瞬間』をしっかり見届けたい、しばらく見ることのできない9人のライブと推しメンの姿をめいっぱい堪能するぞという強い決意、
一体武道館という大舞台でどんなライブを見せてくれるんだろうという大きな期待、
それでいてMeseMoa.なら間違いなく楽しい公演にしてくれる という厚い信頼。
他の事なんにも気にせず「武道館公演を楽しむ」ことだけできたこと、振り返ってみてそれがすごく幸せだったなと思います。
アンコールでの挨拶にて推しが「SNSや接触*1で『武道館立ってくれてありがとう』『夢を叶えてくれてありがとう』という素敵な言葉をかけてくれた」「僕たちだけじゃなくて、ここにいる全員の夢が叶った素敵な日だ」と、言ってくれました。
正直なところ『武道館に立つ推しを見ること』が私の夢だったかと聞かれれば、それはちょっと違ったかもしれません。
推しはどんな場所に立とうとも推しだから。きっとめいっぱい大好きだろうから。
でも大好きな二番くんとMeseMoa.が武道館に立ちたいと夢見ていたから、『MeseMoa.が武道館に立つ』ことは紛れもなく私の夢でした。
当日の写真をふとカメラロールで見かける時、
シャッフルであの日のセットリストに入っていた曲が流れてくる時、
端から端までキラキラ光る、スタンドから見えた武道館のあの景色をふと思い出します。
あんなにもたくさんの人たちの夢を背負ってステージに立つだなんて、とんでもなくかっこいいな。
世界で一番の、私の推したちです。